• 肩凝りがなかなか治らない
  • 頭痛が頻繁に起こる
  • 気が付いたら腰痛持ちになっていた
  • 猫背が気になる
  • 呼吸が浅い
  • 身体が重怠い

など、これらは姿勢不良からくる症状の可能性があります。

当院の姿勢矯正プログラムの考えを基に状態の解説、対処法をお伝えしていきたいと思います。

何より大切なのは骨盤

さて、姿勢不良の中には
背中が丸まっている、いわゆる猫背や頚が前方に出てしまっている状態など、背中や頚・肩に視線が行きやすいですが...
まずは骨盤を治していかなければいずれまた同じ状態に戻ってしまいます。

なので、ここでは骨盤に視点をあてて解説していきます。 

姿勢不良における骨盤の傾きで考えなければならないのは、
骨盤が後傾しているか・前傾しているか
まずはこれだけを見ていきましょう。

多いのは、座位:骨盤後傾位

座る時に骨盤が後に引っ張られて、背中が丸くなってしまっている姿勢

です。
臀部の緊張が強くなってしまうことによって、骨盤が後ろへ引っ張られます。

ですが、「こういった人は立位でも骨盤は後傾するの?」と思うかもしれませんが...
実際の所必ずそうなるとは限りません!

座位で骨盤後傾していても、立位では骨盤が前傾していることは少なくありません。

何故このようなことが起きるのかというと...
座位と立位で大きく違うのは、足に力が入っているか・入っていないかです!

立位骨盤後傾

立位で骨盤が後傾するというのは、

立っている時に骨盤が後ろへ倒れている姿勢

こういった姿勢になりますよね?
この姿勢では座位の時と同じでまずは臀部の筋肉の緊張を考えますが、その他にも...
腿裏・ハムストリングスの緊張が考えられます。

反対に、筋力不足を考えるとしたら...
股関節の前側にある腸腰筋・腿の全面の大腿四頭筋(中でも骨盤に付着している大腿直筋)の筋力低下により、骨盤を前傾方向に引っ張られていないことが考えられます。

こういった人の特徴としては立位では踵に重心がきていることが多いです。
症状としては背中全体的なハリや腰の重怠さ・肩凝りなどが多いでしょう。 

立位骨盤前傾

反対に立位で骨盤が前傾していると...

立っている時に骨盤が前に倒れている姿勢

こうなります。
考え方としては先ほどと逆ですね!

緊張してしまっているのは
股関節の前側にある腸腰筋・腿の前面にある大腿直筋

筋力不足なのは
臀部・腿裏のハムストリングスです。

こういった人では前につんのめるように歩くので、母指球側に体重が乗りますね!
歩くたびに膝で身体を支えるようになりますので、大腿四頭筋が緊張してしまいます。
なので、膝も痛めやすいですね!

身体がつんのめっているので身体は倒れないように上体を反らします。
そうすると写真のように腰の反りが強くなってしまうことによって痛みが出てしまいます。

比較

前傾と後傾のそれぞれの特徴をお話しましたが、3枚並べて比較してみましょう!

立っている時の骨盤の前傾・正常・後継の比較画像

このように比較してみると良くわかると思います。

左から骨盤前傾→正常→後傾の順に並んでいますが、骨盤と頭の位置を見てみましょう。

真ん中の写真は骨盤の上に頭がありますね。
骨盤が前傾すると頭の位置は前へ、後傾すると後ろへずれているのがわかります。
頭から足までが一直線にあれば身体の負担は最小限になりますが、両側の写真のように折れ曲がってしまっているとそれだけ多くの負担になります。
土台である骨盤がずれてしまうことにより、腰や股関節だけでなく、頚や肩にも大きな負担になってしまいます。

このように肩凝りや頭痛などの症状が骨盤からきている可能性も考えられますので、マッサージなどを受けていてもなかなか改善されない人は、一度骨盤にも目を向けてみてはいかがでしょう。

最後に

姿勢を正すには緊張してしまっている筋肉・筋力が落ちてしまっている筋肉を把握しなければなりません。
その為には自分ではなかなか気が付けないこともありますので、周りの人に見てもらうと良いでしょう!

当院では問診や動診によりお困りの症状を聞いた後、写真にて普段の姿勢を撮り確認していきます。

姿勢分析のための撮影

姿勢不良の原因の所を一緒に確認していき、納得いただいたうえで治療をさせていただきます。
当院の姿勢矯正の治療は骨盤矯正・ストレッチ・筋力トレーニングになります!
姿勢を治して、今後も症状が出にくい身体を作っていきましょう。 

最後までお読みいただきありがとうございました。