~それ、肩だけの問題じゃないかもしれません~

「腕を上に上げる動きは問題ないのに、
服を着替えるときだけ肩や腕が痛い…」

実はこの症状、整骨院の現場では意外と多い相談のひとつです。
五十肩でもなさそう、病院で検査しても異常なし。
それなのに、日常動作の“ある一瞬”だけがつらい。

今回は、その理由を分かりやすく解説していきます。


なぜ「腕を上げるだけ」では痛くないのか?

ポイントは、動きの種類の違いです。

腕を前や横に上げる動作は、
主に「肩関節の上下運動」が中心になります。

一方で、服を着替える動作では

  • 腕を後ろに回す
  • ひねる
  • 引っ張る
    といった、複雑な動きが同時に起こります。

このとき、肩だけでなく
首・肩甲骨・背中・肋骨まわりまで連動して動く必要があるのです。


服を着替えると痛くなる人に多い原因

① 肩甲骨の動きが悪くなっている

肩甲骨は、腕を動かす土台のような存在。
ここが固まっていると、無理に肩関節だけで動こうとして痛みが出ます。

特に、

  • デスクワークが多い
  • 猫背・巻き肩
  • 長時間スマホを見る

こうした方は要注意です。


② 首や背中の筋肉が関係している

服を着替える動作では、
首から背中にかけての筋肉も一緒に使われます。

首や背中が硬いと、
「肩は上がるのに、後ろに回すと痛い」
という状態が起こりやすくなります。


③ 腕の筋肉の“使いすぎ・使わなさすぎ”

意外と見落とされがちなのが、二の腕や前腕の筋肉。

  • 重い物をよく持つ
  • 片側ばかり使うクセがある
  • 運動不足で筋肉が硬くなっている

こうした状態でも、着替え動作で痛みが出ることがあります。


放っておくとどうなる?

最初は
「着替えるときだけだから…」
と我慢してしまう方が多いです。

しかし放置すると、

  • 痛みを避ける動きがクセになる
  • 肩の可動域が徐々に狭くなる
  • いわゆる五十肩のような状態に移行

と、回復に時間がかかるケースも少なくありません。


整骨院でできること

このタイプの痛みは、
痛いところだけを揉んでも改善しにくいのが特徴です。

整骨院では、

  • 肩甲骨の動きの調整
  • 首・背中の筋肉バランスの改善
  • 腕の使い方のクセのチェック

など、動作全体を見た施術を行います。

「腕が上がる=問題なし」ではありません。
日常動作で痛みが出る理由を見つけることが大切です。


まとめ

  • 腕が上がっても、着替え動作は別問題
  • 肩甲骨・首・背中の動きがカギ
  • 放置すると悪化することも
  • 早めのケアが回復への近道

「これ、まさに自分かも…」と思った方は、
無理をせず、早めにご相談くださいね。