「なんとなく疲れが取れない」
「寝てもスッキリしない」
「最近、気持ちが落ち着かない」
「仕事や家事でついつい力が入ってしまう」
このような身体の変化を感じていませんか?
忙しい毎日を過ごしていると、知らないうちに呼吸が浅くなっていることがあります。
実は、私たちが普段何気なく行っている「呼吸」は、心身の状態と深く関わっています。
今回は、**「自律神経」と「深呼吸」**をテーマに、呼吸を意識することの大切さや、日常生活で簡単にできる深呼吸の方法についてご紹介します。
自律神経とは?
まず、「自律神経」という言葉を聞いたことはあっても、具体的にどのような働きをしているのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
自律神経は、私たちが意識しなくても身体のさまざまな働きを調整している神経です。
例えば、心臓の動きや体温、消化、発汗など、生命活動に関わるさまざまな機能をコントロールしています。
自律神経には大きく分けて、
- 交感神経
- 副交感神経
の2つがあります。
交感神経は、活動しているときや緊張しているときに働きやすく、副交感神経は、休息しているときやリラックスしているときに働きやすいとされています。
私たちの身体は、この2つの働きが状況に応じて切り替わることで、活動と休息のバランスを保っています。
しかし、仕事や人間関係などによるストレス、睡眠不足、生活リズムの乱れなどが続くと、心身が休まりにくい状態になることがあります。
そこで意識したいのが「呼吸」です。
呼吸と自律神経にはどんな関係がある?
呼吸は、自律神経と関係の深い身体の働きの一つです。
心拍や消化などは自分の意思で直接コントロールすることが難しい一方で、呼吸はある程度、自分で意識して変えることができます。
例えば、緊張しているときに「ハッ、ハッ」と浅く速い呼吸になった経験はありませんか?
反対に、リラックスしているときには、ゆったりとした呼吸になっていることがあります。
つまり、呼吸はそのときの心身の状態を反映するだけでなく、意識してゆっくり行うことで、リラックスするためのきっかけにもなります。
特に、現代ではスマートフォンやパソコンを見る時間が長く、仕事中に集中していると、知らず知らずのうちに呼吸が浅くなっていることがあります。
「最近、呼吸を意識したことがない」という方は、一度自分の呼吸に目を向けてみましょう。
なぜ「深呼吸」がおすすめなの?
深呼吸というと、「大きく息を吸うこと」と考える方も多いかもしれません。
しかし、深呼吸で大切なのは、単純にたくさん空気を吸うことだけではありません。
ポイントは、無理をせず、ゆっくり呼吸することです。
特に意識してほしいのが「吐く息」。
ゆっくり息を吐くことを意識すると、自然と次の呼吸もゆったりしやすくなります。
また、呼吸に意識を向けることで、仕事やスマートフォンなどから一度離れ、自分の身体の状態を感じる時間をつくることもできます。
「忙しくて運動する時間がない」
「何か特別なことを始めるのは難しい」
という方でも、深呼吸なら日常生活の中に取り入れやすいのではないでしょうか。
今日からできる!簡単な深呼吸
それでは、実際にできる簡単な深呼吸をご紹介します。
①まずは楽な姿勢をつくる
椅子に座っても、立った状態でも構いません。
肩や首に力が入っていないか確認し、できるだけ楽な姿勢をつくります。
背筋を無理に伸ばそうとする必要はありません。
「少し力を抜く」くらいの感覚で大丈夫です。
②鼻からゆっくり息を吸う
鼻からゆっくり息を吸います。
お腹や胸が自然に広がっていく感覚を意識してみましょう。
「たくさん吸わなければ」と頑張りすぎる必要はありません。
苦しくならない範囲で、ゆったり吸うことがポイントです。
③口からゆっくり息を吐く
次に、口からゆっくり息を吐きます。
「吸う」ことよりも、「ゆっくり吐く」ことを意識してみましょう。
肩に力が入っていたら、息を吐きながら肩の力も抜いていきます。
④これを数回繰り返す
数回程度、無理のない範囲で繰り返してみましょう。
最初から長時間行う必要はありません。
大切なのは、毎日の生活の中で無理なく続けることです。
深呼吸をするおすすめのタイミング
「深呼吸をやろう」と思っても、忙しい毎日の中では忘れてしまいますよね。
そこでおすすめなのが、普段の生活の中に「深呼吸をするタイミング」を決めておくことです。
例えば、
朝、起きたとき
布団から起き上がる前に、ゆっくり深呼吸をしてみましょう。
朝の身体の状態を確認する時間にもなります。
仕事や家事の合間
パソコンやスマートフォンを長時間見ていたときは、一度画面から目を離して深呼吸。
数回でも構いません。
「ちょっと疲れたな」と感じたタイミングで行うのもおすすめです。
お風呂上がりや寝る前
一日の終わりに、ゆっくり呼吸する時間をつくるのもよいでしょう。
照明を少し落とし、スマートフォンから離れて、静かに呼吸に意識を向けてみてください。
「何かをしなければ」と頑張るのではなく、身体を休める時間として取り入れてみましょう。
深呼吸をするときに気をつけたいこと
深呼吸は簡単にできるセルフケアですが、無理をする必要はありません。
「もっと大きく吸おう」「もっと長く吐こう」と頑張りすぎると、かえって苦しくなることがあります。
大切なのは、自分が心地よいと感じるペースで行うことです。
また、深呼吸をしていて息苦しさやめまいなどを感じた場合は、無理に続けず中止してください。
呼吸に関する症状が続く場合や、気になる症状がある場合は、医療機関への相談も検討しましょう。
「呼吸が浅いかも」と感じたら、身体の緊張もチェック
呼吸が浅くなっていると感じるときは、身体に力が入っていないか確認してみるのもおすすめです。
特に、首や肩、背中まわりが緊張していると、呼吸をするときにも身体を動かしにくく感じることがあります。
例えば、
「肩がいつも上がっている」
「首や肩が重い」
「デスクワークの後は身体がガチガチ」
「気がつくと歯を食いしばっている」
という方は、一度身体の力を抜いてから呼吸してみましょう。
深呼吸だけでなく、姿勢や身体の使い方、睡眠、休息など、日々の生活習慣を見直すことも大切です。
鍼灸整骨院で身体の緊張をチェックしてみませんか?
「自分で深呼吸をしても、なかなか身体の力が抜けない」
「首や肩の緊張が気になる」
「疲れているのに、なかなかリラックスできない」
そんなときは、身体の状態を一度確認してみるのもおすすめです。
鍼灸整骨院では、首・肩・背中などの状態を確認しながら、お身体に合わせた施術やセルフケアのアドバイスを行っています。
身体の不調は、一つの原因だけで起こるとは限りません。
姿勢や身体の使い方、日々の疲れ、睡眠、ストレスなど、さまざまな要素が関係していることがあります。
だからこそ、「症状が出ている場所だけを見る」のではなく、身体全体の状態を確認することも大切です。
まずは1日1分、自分の呼吸に目を向けてみましょう
深呼吸は、特別な道具も必要なく、いつでも始められるセルフケアです。
「自律神経を整えなければ」と頑張りすぎる必要はありません。
まずは、1日の中でほんの少しだけ立ち止まって、自分の呼吸を感じる時間をつくってみましょう。
ゆっくり息を吸って、ゆっくり吐く。
肩の力を抜いて、身体の状態を感じる。
それだけでも、忙しい毎日の中で自分自身をいたわるきっかけになります。
「最近、疲れているな」と感じたときこそ、まずは一度、深呼吸。
今日からできる小さな習慣として、ぜひ取り入れてみてください。
自律神経を意識したセルフケアは、無理なく続けることが大切です。
当院でも、お身体の状態を確認しながら、日常生活で取り入れやすいセルフケアについてご案内しています。
身体の疲れや首・肩まわりの緊張など、気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。