皆様こんにちは、かみやま鍼灸整骨院です。

ここ最近、ケガをしたりぎっくり腰をしてしまったり…そういった方々が当院でも多く見受けられるようになりました。

寒くなってくると身体の活動レベルが低下し、血流や体温の低下は神経系にも影響を及ぼすため、だるさを感じたりやる気が起きなかったりしていきます。身近なところでは新型コロナウイルスの影響で咳やくしゃみが増え、それにより背中などの筋肉を使いすぎてしまったり、外出制限により運動不足になった方も多くなりましたね。

そのような状態で仕事や家事、運動をした時に捻挫や肉離れなどの怪我をしがちになるのです。

季節の変わり目は調子を崩しやすい時期でもありますが、実際どのような状態になって痛くなってしまうのかお話ししたいと思います。

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何故寒くなると身体が痛くなってしまうのか

寒さの厳しくなる冬というのは、肩こりや腰痛、膝の痛みなどで医療機関を受診される方が増えてきます。それはなぜでしょうか?

循環が悪くなる

気温が下がると血管の収縮などが起こります。そうなると血流が悪くなり酸素や栄養の循環も滞ったりし、身体には老廃物が溜まりやすい状態になります。そのため筋肉が硬くなってさらに血行が悪くなり、ますます筋肉が硬直する…そんな悪循環が生まれてしまうのです。

寒さから身体を守るため、丸まり姿勢をとる

外気が冷たくなると、当たる面積を減らしたり内臓を守るために身体を丸める事が多いです。寒さから身を守るためとはいえ、その姿勢は背中の筋肉が張ったり、膝も少し曲げたまま固まってしまう要因となっていきます。

衣類が多くなる

冬場は厚着になるため、身体が動かしにくく活動性も低下するので身体の血行が悪化します。血行の悪化は先述の通り、筋肉が固まって血管が縮こまって…の悪循環が生まれてしまうのです。厚着だけでなく重ね着も増えてきますが、そうなると衣服も重くなってきます。重い衣服というのはそれだけでも肩こりの原因になってしまうものです。

 

身体が痛くならないように心がける事

寒さが原因となって身体に変調をきたしている場合、まず大切なのは温める事。

筋肉が固くなって血行が悪くなるのだから、運動やストレッチがいいのでは?と考えるかと思います。しかし、それを行うにしてもまず身体を温める事で筋肉を動かしやすくする土台を作ることが大切です。

あたたかい飲み物を飲んだり、身体の温まる食べ物などもよいでしょう。生姜に限らず根菜類なら身体を温める効果が期待できます。洋風ならポトフ、和風なら豚汁がよいかもしれませんね。特に豚汁でよく使われるニンジン、サトイモ、ショウガなどは免疫力を上げたり粘膜の強化に一役買ったりします。

そういった動かすための土台作りをして、さらにストレッチができるとしっかり予防できます。いくつかの簡単なストレッチを紹介しましょう。

大殿筋ストレッチ

仰向けで寝た状態でストレッチをかけたい側の足を反対の膝にのせます。
ストレッチをかけるのとは反対側の膝を両手で抱えます。
その膝を胸に近づけるように引き付けます。
臀部に十分なストレッチがかかったところで15秒キープし、それを2セット行い反対の臀部も同様に行います。

写真では左側の臀部をストレッチしています。

大殿筋ストレッチ図解写真

中殿筋ストレッチ

座った状態でストレッチをかけたい側の足を反対足の外側に置きます。
写真のように足を立てた状態で反対の手で膝を抱え、胸に近づけるように引き付けます。
臀部のストレッチを十分に感じられるところで15秒キープし2セット行います。
これを反対側も同様に行います。

写真では左側の臀部をストレッチしています。

中殿筋ストレッチ図解写真

この2つのストレッチを行い、筋肉の状態を柔軟に保てるようにしておきましょう。
しかし、これらを行っていても痛めてしまった、怪我をしてしまった方は当院までご相談ください。

ご質問・ご相談のある方はお気軽にお問合せ下さい。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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