新型コロナウイルスが流行し、あまり外には出ずにご自宅で過ごす方が増えた昨今。

そんな中、
年末年始はついつい食べ過ぎ、あまり動かない。
正月太りしてしまった方、なかなか体重落ちないな~
という方はいませんか?

患者様からも、
痩せたいけど、うまくいかない、続かない…
という声を多く聞きます。

 「何か運動しなきゃ」「ランニングでも始めようかな」
意気込みはあるけれど、行動にうつせない。 

でも皆さん!
有酸素運動って痩せにくいということ、ご存じでしたか?

今回は、そんなダイエットにおける有酸素運動の気を付けなければいけないことをお伝えいたします。 

UCP(ミトコンドリア脱共役たんぱく質)

では何故、有酸素運動がダイエットに適していないのか...

それは、体内にある
UCP
(ミトコンドリア脱共役たんぱく質)
という物質が関わってきます。 

UCP(ミトコンドリア脱共役たんぱく質)とは?

筋肉を動かすエネルギーとなる
ATP(アデノシン三リン酸)
ができる過程で生み出されるものです。

そして、このUCPは熱を作り出す働きがあります。
熱を作り出す...つまり
体温を上昇させるのです! 

ここまではよろしいでしょうか?
有酸素運動を継続して行っていくと...体内のUCPの発現量が減少していきます! 

どういうことかというと...
UCPが減る
=平常時の体温が下がる
=基礎代謝が下がる
痩せにくい身体になる

ということなのです。

 何故このようなことになってしまうのかというと...
有酸素運動を行っていくことで、より少ないエネルギーで身体を動かせるようになります。
より少ないエネルギーで身体を動かせるということは、エネルギーの消費量が下がるということです。
燃費の良い身体ですね! 

本来であれば嬉しいことなのですが、ことダイエットにおいては不利となる場合が多いのです。
そのため、ダイエットで大切なのは筋トレを行うほうが効率よく痩せられるのです。 

有酸素運動よりも筋トレがオススメ!

ちなみに、
何故ダイエットを行おうとするとき、ランニングやジョギングなどの
有酸素運動を取り入れようとする方が多いのは、マラソンランナー達を見て線が細いためではないでしょうか? 

しかしそれには理由があります。
マラソンランナー達は、燃費の良い身体でもそれをはるかに上回るハードなトレーニングを積んでいるためです。

走行距離・時間・スピード

とてもハードに行っているため、燃費の良い身体でもあの体型を維持できているのです。

なので、
ちょっと走ろうかな~
自分のペースで...
という運動法であると当然痩せにくいのです。

それでも私は有酸素運動で頑張ります!
という方は止めません。頑張って下さい!!

 では、どうすれば良いの?
というところですよね...

ダイエット時の運動は筋トレを中心に行いましょう!

筋トレを行う
筋肉がつく
基礎代謝が上がる
痩せやすい身体の出来上がり! 

そして、筋トレでダイエットを行う上での更なるメリットとしては、
・メリハリのある身体を作れる
・筋力がつくのでケガをしにくくなる
・バランスよく鍛えて姿勢が良くなる
などなどあります。 

今、またリングフィットアドベンチャー使っている方増えていませんか?
あれはご自宅で簡単にトレーニングができますよね?

ちなみに、冬場は寒いので、筋肉がつきやすい季節なのです!
寒いとき人の身体は何をしますか?震えますよね?
震えて熱を生み出しているのです!
熱を生み出しているのは筋肉です。
身体の筋肉の需要が高まる季節です! 

寒い季節に筋トレを行うと筋肉がつきやすく、ダイエットにも活かしやすいので、今までランニングなどの有酸素運動でダイエットを試みていたけれどもうまくいかなかった方など...

ぜひ、筋トレを中心とした運動療法に置き換えてみてください。
同時に食生活も見直しましょう! 

最後までお読みいただきありがとうございました。