まだまだ暑い日は続きますが、朝と夕方以降は気温も下がり湿度も下がってきたので、真夏に比べるとだいぶ過ごしやすくなってきましたね。

暑さも和らいできた今、

  • 今までやっていたけど暑くて敬遠していたスポーツを再開しよう
  • 運動不足にならないように何か運動を始めてみよう

などといった方も少なくないのではないでしょうか?
もう始めている方も多いと思います。

そんな時に気を付けていきたいのは
怪我
ですね!

大切なことはウォーミングアップとクーリングダウンですね!
今回はウォーミングアップについてお話していきたいと思います。

ウォーミングアップの目的

ウォーミングアップの目的としては皆さんもご存じだと思いますが、
「身体を運動・スポーツができる状態にすること」
ですよね!

ただ、それがどういうことなのかということがわからない方が多いでしょう。

なんとなく皆が
軽い有酸素運動をして→ストレッチをして→ジムの場合はこれで筋トレに行くでしょうが、
各スポーツをする方はここからスポーツごとのウォーミングアップをするでしょう。

十分にウォーミングアップできているでしょうか?
ただ時間を余計に使っているだけになってはいませんか? 

運動・スポーツを行える状態にするとはどういうことかというと...
筋温を上げる
ことです!

体温を上げることではないので注意してくださいね。

ウォーミングアップのストレッチとは

この筋温を上げることを考えると、上記した「ストレッチ」は考えなければなりません。

ストレッチというと
スタティックストレッチ
を行う人が多いでしょう! 

しかしここで問題が...
軽い有酸素運動で身体を温めて柔軟性を出す。
一見間違っていないように思えますが、これではせっかく温めた身体が冷えてしまいます。

では、どうすれば良いのかというと...
ストレッチの中にも種類があります。
主に

  1. スタティックストレッチ
  2. ダイナミックストレッチ
  3. バリスティックストレッチ

の三つがあります。
このうちウォーミングアップで効果的に使えるのは2と3のストレッチです。
どちらも身体を動かしながら行うのが特徴です。

2のダイナミックストレッチは
相反神経支配という、筋肉が収縮するとその反対側の筋肉は伸張されるという性質を利用したストレッチです。

3のバリスティックストレッチは
伸張反射という身体の反射機能を使ってテンポよく行うストレッチです。
サッカーで言うところのブラジル体操がこれに当てはまります。

この2つではバリスティックストレッチの方が強度が高くなり、下手にやるとウォーミングアップの効果が無いばかりか、怪我を誘発する恐れもありますので、ダイナミックストレッチを推奨します。
動きながら行うストレッチは身体が冷えないので、ウォーミングアップに適していると言えます。

肩甲骨と股関節を動かすことで、身体全体を動かしやすくなります。

肩甲骨のウォーミングアップです。

⇊股関節と肩甲骨を同時に動かすことで、体幹部を含め、身体全体に刺激を入れるウォーミングアップです。

その他にも特異的ウォーミングアップというものがありまして、その競技の動作を軽めに行うことによって身体を温めていくことです。

例えば、
野球で言うキャッチボール
のようなものですね。

ジムで筋トレをする人も、いきなり重い重量ではやらずに、軽い重量から行うと思います。
これも特異的ウォーミングアップになります。

まとめ

ウォーミングアップをストレッチを重点にお話ししましたが、あくまでも大切なものは怪我をしないように準備をすること。
他にもパフォーマンスを最大限にあげることなどあります。

上記したスタティックストレッチも決して行ってはいけないということではありません。

しかし、せっかく温めた筋肉が冷めてしまうのも事実なので、行うにあたっては順番を考えたり、特異的ウォーミングアップを十分に入れて再度温めるようにしてください。

スポーツの秋!怪我をせずより効果的に運動するためにも自分の身体はまず、自分でメンテナンスしましょう。