普段日常生活で足の痺れが出ていて、整形外科に行って診てもらったら「坐骨神経痛ですね!」
...と言われた人は多いと思います。 

ですが...知っていましたか?

坐骨神経痛というのは
臀部から足へ向かう坐骨神経の領域に起こる神経痛で複数の疾患の総称であること
なのです!
例えば...
椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症脊椎すべり症梨状筋症候群など

なので、坐骨神経痛ですねと言われたときは、症状をそのまま伝えられただけで、詳しい原因はまだわかっていませんよと言われていることと殆ど変わりないのです。

姿勢不良からくる足の痺れ

さて、今回の本題に入りましょう。
足の痺れが出るものの中には姿勢不良が原因で起こるものもあります。
今回は座り姿勢が悪くて坐骨神経を圧迫して痺れが出てくるものについて解説と対処法をお話していきます。 

それでは皆さん近くの椅子にいつも通り座ってみましょう。

座った時の姿勢画像

上に貼りつけた写真のうち皆さんはどちらのタイプの座り方でしょうか?

左側は良い座り方で背筋が伸びていますね!

坐骨が椅子に刺さるようについているため、骨格的にも安定した座り方になっているため周囲の筋肉への負担も最小限に抑えられます。
※骨盤は寛骨・仙骨・尾骨から構成されていて、寛骨は腸骨・坐骨・恥骨からできている

問題は右側の写真のように座っている方ですね!

骨盤が後傾(後ろに傾いている)している状態でいわゆる仙骨座りと言われます。
この座り姿勢だと臀部の筋肉が直接押しつぶされるようになってしまいます。

臀部には表面に大殿筋と言われる大きな筋肉があり、その下に梨状筋と言われる筋肉があります。
この梨状筋という筋肉の下を坐骨神経が走っていて、腿裏からふくらはぎの方へ向かっています。
この梨状筋という筋肉が坐骨神経を圧迫してしまい、痺れや放散痛を起こすものを梨状筋症候群と言います。
↑坐骨神経痛の一種です!

これが姿勢不良からくる足の痺れの原因です。

予防法・ストレッチ

この症状を起こしやすい人は
梨状筋が硬くなる前に大殿筋などの股関節伸筋群の緊張が見られます。
これらの筋肉が硬くなると、骨盤が後ろに引っ張られ、倒れてしまいやすくなります。(後傾)

まず、この骨盤後傾を防ぐように・なってしまっていれば治すように大殿筋のストレッチを行うと良いでしょう!

すでに症状の出ている方では、これだけでは症状の緩和は難しいと思います。
そういった方は梨状筋の緊張を直接取ってあげるストレッチを行うと良いでしょう!

症状が出ている人でも初めの大殿筋ストレッチから先に行って、表面の大きな筋肉から伸ばしてあげた方がよりその奥の梨状筋が伸ばされやすくなるので、大殿筋ストレッチをしてから梨状筋ストレッチをしてあげる方がより効果的です。

根本的に治すには

今回お話している坐骨神経痛、その中でも梨状筋症候群では...
根本的な原因として座位での姿勢不良があるとお話ししたと思います。
っということは!

その姿勢を治してあげることが治療法にもなり、今後の身体のケアにもつながります。
当院かみやま鍼灸整骨院でも、「姿勢矯正」の治療を行っております。

概要は↑こちらをご覧ください。

姿勢不良には今回の坐骨神経痛の他にも、肩凝りや腰痛などの症状を引き起こしてしまう原因にもなります。

ご自身での対処療法に限界を感じた・今後症状が出にくくなるように根本的に治療して、尚且つケアの方法を知りたい方は当院の姿勢矯正プログラムを受けてみてはいかがでしょう?
ご興味のある方は当院までお問合せ下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。