夏の激しい暑さが和らぎ、特に朝と夕方以降は涼しくなってきましたね。
当院に来られる方の中でも急性腰痛、いわゆるぎっくり腰が増えてきています。

一度なってしまうと何年かに一度、酷い人は毎年のようになってしまうという人はこのブログを読んでいる人や、その周りの人にもいるのではないでしょうか?
よく、「クセになる」という言葉が使われますが、果たしてそれは正しい表現なのでしょうか?

今回は腰痛・ぎっくり腰についてお話していきましょう!

ぎっくり腰とはどういう状態?

ぎっくり腰とよく言われますが、急激に腰に痛みが出る状態。これをぎっくり腰、専門的に言うと急性腰痛と言います。
海外では「魔女の一撃」とも言われていますよね!

症状の重さによって様々ですが...
よく皆さんでもイメージしやすいのは重いものを持った時!ではないでしょうか?
他にも、繰り返してしまう人の中には「くしゃみ」をした時になってしまう人もいますね。

これはヘルニアを持っている人に起きやすいです。

 ぎっくり腰はどういう状態かというと...
大きく分けて2つです

  • 背骨の椎間関節やその周りの靭帯・仙腸関節・椎間板など関節部に異常が出る場合⇒腰の捻挫にあたります
  • 背骨・骨盤の周りの筋肉・筋膜が傷ついて炎症が起こってしまう場合

があります。どちらにしろ関節の可動性が悪くなって、ふとした時に骨・関節もしくは筋肉・筋膜に過剰な負担がかかってしまい炎症が起こるものです。

酷い人は前に屈んだり、立ち上がったりするだけでもぎっくり腰になってしまう人もいます。

その人たちはもともと腰の状態が悪くなってしまっている、筋肉・筋膜が緊張している、背骨や骨盤・股関節周りの動きが悪くなっています。
こうなるとは思っていなかったという方が殆どなので、動けなくなる前にケアしていきましょう!

痛くなる前に!!

ぎっくり腰になってからだともう動けなくなることが多いので、その前に予防していくことが何より大切です。

では、どこを中心にケアをしていけば良いのかというと...
腰の筋肉は細い筋肉が束になっていて、運動というよりかは脊柱の安定性を保つのに働いていることが多いため、ここをストレッチしてケアしようとしても、なかなか効果が上がりません。

より効果的にケアをするのに効果的なところは、
骨盤股関節
まわりの筋肉です!

その中でも特に股関節の伸展(足を後ろに引く動き)筋である大殿筋や、
股関節の外転(足を外側へ持ち上げる動き)筋である中殿筋
といった筋肉をストレッチしてあげると良いでしょう!

立っていて足が地面や床についた状態の時に、腰を反らす・腰の伸展運動を行う時は、股関節の伸展筋である大殿筋が主に働くことになります。

この大殿筋が緊張してしまいうまく働かなくなると、腰にダイレクトに負荷がかかることになり、急性腰痛を引き起こす原因となってしまいます。

↓↓大殿筋のストレッチ動画はこちら

片足立ちになる時などで身体を支えるときに働くのが、股関節の外転筋である中殿筋が主に働くことになります。
この中殿筋が緊張してしまいうまく働かなくなると、身体が支えられなくなり腰の筋出力が小さい筋肉に負担がかかり急性腰痛を引き起こす原因となります。

↓↓中殿筋のストレッチ動画はこちら

最後に

これから寒くなってくるこの時期、こういった症状はだんだんと増えてくると思います。

実際、このブログを書いています私も、
学生時代、国家試験2ヶ月前に症状は軽いものではありましたが急性腰痛になってしまったことがあります。

普段から筋力トレーニングをしていて身体を動かしている私ですが、当時は勉強と体調管理の為に半年以上中止していました。
なので、一日の殆どが座って過ごしていました。
同じ姿勢が長時間続いてしまったことによって腰だけでなく、骨盤・股関節周りの筋肉が固まってしまい...
ある日、朝洗面台で顔を洗おうと屈んだ時に「ピキッ」となり受傷しました。

当時、20代半ばでしたが、この程度の動きでも急性腰痛を引き起こしてしまうことがありますので、腰が張っているなと感じている程度のうちからケアを行うことをお勧め致します。

万が一、急性腰痛・ぎっくり腰になってしまった場合は、当院かみやま鍼灸整骨院までご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました!