何も知らないから怖く思える鍼治療!やってみたいけど・・・という方はまず読んでみてください
更新日:2019年12月26日
鍼治療と聞いて皆さんはどのようなイメージを持っていますか?
鍼と聞くと
病院での注射針や裁縫での待針などを思い浮かべ、痛いという印象が強く思われています。
鍼灸師の使用する鍼は髪の毛ほどの細さなので、病院での注射のような痛みはありません。
しかし、状態の悪いところに鍼を打っていくので、ズンっと重い感じが出ることがあります。
これがいわゆる響き(得気)と言われるものです。これが苦手という人もいるので、患者さんに合わせて調節していきます。
どのような人に対して鍼治療をしていくの?
(頸)肩凝り・腰痛・筋膜性頭痛・腕や足の痺れ・膝の痛みなど...
主に筋肉が硬くなっていることによって、痛みや痺れなどの症状があるものに対して行っています。
マッサージなどは皮膚の上から刺激を与えていきますが、鍼は筋肉に対して直接刺激していきます。
筋肉は骨から骨についていて、何層にも重なっております。
なので、深い筋肉に刺激を入れたい場合、マッサージなどの手技では強い刺激が必要になることもあります。
その点、鍼治療だと鍼の長さを変えられるので自在に深さを調節することが可能です。
特に慢性的に症状がある方は表面の大きい筋肉だけでなく、深いところにある小さい筋肉、いわゆるインナーマッスルまで緊張してしまっていることも少なくありません。
他にも、神経を圧迫してしまっていて痺れが出てしまっている人も同じです。
神経の殆どは深くを走行しています。なので、筋肉が緊張してしまって神経を圧迫するのは深いところにある筋肉なのです。
こういった症状に対しても鍼治療が非常に有効です。
鍼治療の種類
一言に鍼治療と言っても、そのやり方は様々です。
当院では、主に3種類の方法を使い治療しています。
置鍼(ちしん)
置鍼は鍼を悪い部位に刺しそのまま10分程置いておく治療法です。
悪い部位に刺した状態で置いておくので、じんわりと刺激を与えていくことになりますので、鍼治療の中では比較的柔らかい刺激になります。
イメージとしては深い所にある筋肉を直接マッサージしているような感じです。
低周波鍼通電(パルス)療法
低周波鍼通電療法は身体に刺した鍼に対して電気を流していくことによって刺激を与えていく治療法です。
筋肉は電気刺激によって動いているので、電気を流すことによって筋肉が運動を起こします。
これにより筋肉全体に刺激が行きわたるので置鍼よりも筋肉が緩みやすくなります。
この治療法は神経症状に対してとても大きな効果を出していきます。
神経が圧迫されて症状が出ていると、そこから先(末端)の方が痺れていたり力が入らなくなってしまいます。
そこの神経の近くで通電してあげると、その神経が促進され、神経症状の改善につながります。
運動鍼
運動鍼は筋肉に対して鍼を刺し、その筋肉を運動させていく治療法です。
これは、筋肉の緊張や痛みがあることによって関節運動が制限されてしまう時によく使います。
鍼を刺している状態で筋肉を動かしていくので、当然、置鍼よりも刺激量は大きくなります。
この治療により痛みによって制限されていた運動を改善していくことができますので、ぎっくり腰や寝違えなどの症状の時にも使うことがあります。
その他
上記の内容はすべて西洋医学の考えのもと治療を行っております。
当院では他にも東洋医学的な考えに基づいた「全身調整治療」も行っております。
詳しいことは当院のホームページもしくはブログにてすでに記載させていただいておりますので、そちらからご確認ください。
かみやま整骨院ホームページ:東洋医学的全身調整
ブログページ:東洋医学的全身調整
鍼治療は良いと聞くけど受けたことがない、何をされるのか怖くてなかなか・・・
など、このブログを読んでいただき少しでもご理解いただけたら幸いです。
ご質問、お問い合わせはお気軽にご連絡ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。